バリスタエッセイ「ナカノ永久機関」
エッセイ
2017年12月8日(金)
エッセイというものについてどういう印象を持っていますか?
僕の場合は、前にも書いたけれど、著名なエッセイをほとんど読んだことがないので明確なイメージは持っていない。なんとなく、小洒落てはいるものの、たいして意味のない文章の類だと思っている。
身もふたもないことを書いてしてしまった。だけど、べつにエッセイストや愛読者をおちょくっているわけではない。世の中にはそういうものも必要だと思うし、現にこうしてエッセイのようなものを書いているわけだから。
でも、本当にエッセイってなんなんでしょうね。
そもそもなんでこんなことを書いているかというと、今現在この文章の締め切りに追われていて、なのに書くことがなくて困っているからです。
これぞまさしく随想だ!
さて、数ヶ月前にこの連載を意気揚々と始めたわけなんだけど、毎回想像以上にたいへんな思いをしている。
いや、文章を書くこと自体はさして苦ではない。お題を見つけるのがたいへんなのだ。小洒落ていて、そして意味がない。そんな都合のいいお題はなかなかない。
文筆家はこの手の文章がすらすらと書けるのだとすると感服するばかりだ。僕自身はべつに文筆家でもなんでもないので、そんな苦労をしてまで文章を書く必要もないのだけど、格好を付けて始めてしまった。
なんて書いているうちにそれなりの字数になってきた。こんないいかげんな文章もたまにはいいんじゃないでしょうか。

中野隆靖 Takayasu NAKANO
1972(昭和47)年、静岡県生れ。武蔵工業大学工学部卒業。2011年、カフェナカノ開業。オーナーバリスタ、ラテアーティストとして活躍中。

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